2024.5.3 原田光 冬の旅 リサイタル

2024/05/03(金祝) 国分寺市立いずみホール(西国分寺南口駅前)

バリトン:原田光
ピアノ:木邨紗清華

<観客アンケートから>
●冬の旅 全曲 初めての得難い体験でした。プログラムの原田さんのドイツ旅行記も開演前に読んで印象深かったです。
●原田さんの歌声、いつもうっとり聴かせてもらっています。「冬の旅」とても良かったです。全曲聴くのは初めてなので良かったです。聴きたい:モーツァルト、シューベルト「魔王」「水車小屋の娘」
●ソロもピアノも素晴らしかった。
●Bravo!ピアノも素晴らしかったです。
●ピアノのストーリー性のある粒だった音がとても素敵でした。歌との調和が良かった!!
●ブラボー!カンマーザールで聴いた時より磨きがかかりましたね!ピアノもとても素敵でした。
●素晴らしい演奏でした。
●原田さんが心を込めて歌ってくれたので少し情景が浮かぶ気がしました。また希望のもてる終わり方で嬉しいです。たくさんのお客様、素晴らしいです。

<後日届いたメール等から>
●昨晩の原田光先生の演奏会 素晴らしい『冬の旅』でしたのでどうしても演奏会の感想を書き残したく筆をとりました。
とにもかくにもあの美声(惚れる美声です)と、様々に変化させる声の響きとそのコントロールが素晴らしい。
シューベルトの曲中の音楽変化に合わせ、体の構造のあちこちからの響きの変化が多彩に繰り出される…その素晴らしさ
一方、シューベルトの音楽性や精神性は、驚くべき緊張感と集中力で演奏に充満しており、いずみホールの空間全体が全聴衆ごと音楽で一体になっ
ている感じ…。
ピアノとの関係も素晴らしかった…木邨さんの自在で華麗なフレージングに加えて豊かな音色が、原田さんの歌世界としっかり対峙しながら寄り添っていて素晴らしい音楽的関係性と感じた。特に17曲の『村にて』での木邨さんのピアノの音色変化が魅力的で、原田さんの響きの変化と絡み合って歌とピアノが別の曲の様な顔を装いながら一体化する…。単なる歌と伴奏を超えたその感じがとても魅力的だった。
また、プログラムノーツには、今日的なテーマや自らの課題にも引き寄せて音楽表現に向かう姿勢が書かれていてとても好印象に感じる。(自分の専門は美術なので、常に新しい表現とは何か…が重要だが)再生芸術であるクラシックの音楽表現においても、新しい表現や今日的なテーマは重要であるはずだと思う。その意味で終曲の『ライアーマン』が今までと全く違う味わいと深さで聴くことができた。
とにもかくにも素晴らしい演奏会でした。今まで『冬の旅』はD.F.ディースカウが最高と思い、それしか聴いてきませんでしたが…はっきり言って「ディースカウ超えのコンサートでした!」稀有な演奏会体験になりました。ありがとうございました。

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